うつ病とは?

また、多くの人に、眠れない、食欲がない、体重が減少する、疲れやすい、頭痛、肩こりなどの「身体の症状」がみられます。さらに、倦怠感、めまい、下痢や便秘、口が渇く、動悸、息切れといった、「自律神経症状」があらわれることもあります。
うつ病と自律神経失調症は、一見違う病気でも神経面で密接に関連しています。
うつ病の原因は、はっきり解明されておりませんが、日常生活のなかで起こるさまざまな要因がむすびついて発症すると考えられています。様々なストレスが要因となっているのですが、特に「人間関係からくるストレス」と「環境の変化からくるストレス」は多いです。
「身近な人の死」や「リストラ」などの悲しい出来事だけでなく、「昇進」や「結婚」といった嬉しい出来事もストレスとなることもあります。
うつ病になる人は、几帳面、完璧主義、責任感が強いタイプで、他人との関係を重視する人が多いようです。

うつ病のメカニズム

その結果、「セロトニン」や「ノルアドレナリン」を分泌する機能が弱まり、うつ病やパニック障害を招くことになります。うつ病やパニック障害の根本原因は、「冷えによる自己治癒力の低下」なのです。
このように、東洋医学では数千年に及ぶ治療、臨床の積み重ねの中で、冷えと病の関係について着目し続け、明らかにしてきました。近年、現代医学の分野でも「冷え」について注目されてきています。
自律神経の乱れ、免疫力の低下、ホルモンのアンバランスなど、体の大切な機能の低下が「冷え」を誘引していると考えられるようになりました。

うつ病の鍼灸治療

うつ病やパニック障害を発症するほど低下してしまった自己治癒力をきちんと働くように、鍼灸治療は手助けをします。はりとお灸で、気血のめぐりを整え、自律神経の働きを調整し、体を温めることで「冷え」をとり、こりや痛みを取り除き、低下してしまった自己治癒力を回復させるのです。
心と体を根本から調整、改善する鍼灸治療は、うつ病やパニック障害、自律神経失調症にとても有効なのです。

